ボクっ娘淫魔の巣窟 甘い罠にご用心♪

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甘い罠にご用心♪

 これ以上付き合いきれなかった。

 仕事でも疲れているのに、ボクっ娘にも気をつかっていられない。俺は、拒絶の意味で背を向けた。すぐにボクっ娘も部屋から出て行くだろう――そう思ってのことだった。

 ……ぴとっ……

 だがボクっ娘裸エプロンは、俺の背に寄り添ってきた。

 「――元気、ないね」

 ふと、真面目な声でボクっ娘が言う。何を言うのかと思えば――

 「ボクの……せいだよね」

 「……あ?」

 「ボクがいるから……リラックスできないんだよね?」

 「……」

 「ゴメンね」

 いつになく悲しそうに言うボクっ娘。

 「……別に、仕事で疲れてるだけさ」

 そしてついつい、そう言ってしまう俺。ズバッと切り捨てられないのが、俺の欠点だ。だが――

 「へへっ。ありがと。でも――いいよ。分かってるから」

 ボクっ娘はいつになく真剣に言った。

 「ボクだって……イヤな奴だと思ってる。勝手に出て行ったのに、ノコノコ帰ってきて……それに敵同士だし……キミが望まないことばっかりやってる……でもね、それ全部ボクの本音なんだ……」

 ボクっ娘は、

 「……キミと……ずっと一緒にいたいって……キミと……エッチしたいんだって……」

 「でも、俺は……」

 「知ってるよ……でも……」

 ボクっ娘は、俺のシャツの袖をぎゅっと掴んだ。



 「……ボク、消えたくない……」



 「……」

 ……消える?

 俺は、ボクっ娘の方を見た。

 「消えるって……?」

 「あ。……あははっ。何でもない何でもない」

 ボクっ娘は笑っていた。

 だが良く見るような、明るい笑顔じゃなかった。

 昔――陸上を断念して、それでも無理して明るく振舞おうとしていた時のものと、よく似ていた。嘘を隠す、偽りの笑顔の仮面だ。だがここで尋ねたとしても、彼女は本当の理由を話しはしないだろう。

 「……今日は、疲れてるもんね。ボク、あっちで――」

 布団から出て行こうとしたボクっ娘を――

 俺は、優しく抱きしめた。

 「えっ、あ、あの……」

 「いいから」

 俺は一言だけそう言った。

 ……自分でもバカだと思う。これが罠だったら、俺はまんまと自ら危険地帯に飛び込んだ大間抜けだ。

 だが……それでも、ボクっ娘の深刻そうな表情は嘘には見えなかった。

 「……えっちっ♥」

 「バカ。早く寝ろ」

 「……ウン。アリガトね」

 ボクっ娘の幸せそうな声を聞きながら、俺はまぶたを閉じた……


 

―To be continued―

現代もの 相対正義ドーテイダーCOMMENT(2)

コメント

すごく・・・・・・良いっ!

No:369 2012/08/27 02:56 | 朱雀 #- URL [ 編集 ]

コメントありがとうございます。

気に入ってもらえて幸いです。^^

No:370 2012/08/27 07:49 | タロー #- URL [ 編集 ]

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