ボクっ娘淫魔の巣窟 無邪気な淫魔に祝福を

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無邪気な淫魔に祝福を

 ――なんでボク、淫魔になんて生まれちゃったのかな……

 ずっとずーっと長い時間の中を、たった一人で生きていかなきゃないし。

 寂しいし。

 いくら能天気って言われるボクだって、寒くなって、息が白くなる頃にはいつもそう思っちゃうよ……

 いつの間にか住み着いちゃった無人の教会で古いマリア像を見ながら、毛布に包まってそう思う。



「……あううっ……寒いな……」

 凍死することはないけど、寒くて仕方ない……

 可愛い男の子を誘惑するのに露出の高い服を着てるから仕方ないんだけどさ、またそれとも違うんだよね。

 町に出たら、外では楽しそうな曲が流れてるし、明るいし、木にも電球がいっぱいついて綺麗だった。



 ――クリスマス、だっけ。

 良く分かんないけど、何かすごい人の誕生日。それで人間さんはこの日にその人から無条件に祝福を受ける。

(……でも、ボクは淫魔だしな……)

 悪いことをしたことないけど、生きる為に人間さんから精を吸ってきた。

 第一、ボクは神様と敵対する淫魔だもん。

 祝福なんてもらえないよね……



「――何落ち込んでんの、お前」

「ほえっ!?」

 突然声を掛けられて顔を上げると、そこには顔なじみの男の子が立っていた。

「な、なーんだ、ハンタークンかぁ。びっくりしたぁ……」

「……びっくりした、じゃねえよ。俺はお前の命狙ってんだぞ。ちっとは緊迫感を出しやがれ」

「えへへっ、なーに言ってるんだよ。ボクに負けてすーぐめろめろになっちゃうおちこぼれハンターのクセに」

 二年間ずーっとボクを追いかけては勝負を挑んでくるけど、もう可愛いくらい弱いんだよねー。

 もともと殺すまで吸い取っちゃうのは嫌いだから、放っておいてるけど、週三くらいで戦ってるかなー?

 ボクのおっぱいでぱふぱふしてあげたら、すーぐイっちゃう。すっごい甘えん坊のおっぱいフェチなんだよ。えへへ……

「う、うるせえな……俺だって、お前の知らねえトコで修羅場潜ってんだ。今日こそ、ケリつけてやる!」

「へーっ。いいよー、受けて立ってあげるっ♪」

 命を懸けたはずの真剣勝負なのに、ボクはなぜかホッとしていた。

 負けるはずないって思ってるせいかもしれないけど。

 それでもボクは命の危機であるはずの状況に、安心していた……

◆ ◆ ◆

「ぁ……っ?」

 ハンタークンは、突然ボクの後ろに回りこんだ。

 あぅ……優しく耳元に息を吹き掛けてくる。

 しかもボクと迎え合わせにならないように肩を支えて……

 は、はぅぅ……耳にキスしてきたよぅ……

「ちょ、ちょっとズルイよ……キミばっかり責めるなんて」

「いつも気持ちよくしてもらってばっかりじゃ、悪いからな……」

 あぅう……耳から首を伝って肩まで舐められる……

 ぞくぞくっとして、ボクも感じてきちゃうよぉ……

「こ、コラったら……離してよ……」

「気持ち良くないか?」

「……そ、そういうワケじゃないけど……あぅ!」

 ハンタークンの手が、ボクの黒革のTバックの下に入って、

「あぅぅ……!」

 ボクの……ぁう……一番敏感な部分を、撫でてくる……

「今日は、特別だ……」

 いつもより声が、硬い。

 まるで必死に覚悟を決めてるみたいな……

 まさか、本当に……で、でも……

「え、えへへ……いくじなしっ!

 ど~せ、ボクのおっぱいの虜になるのが怖いんでしょ?

 だから正面から見るとす~ぐモミモミしたくなって、ぱふぱふされて……うふふっ、そんなにボクのおっぱいが怖いんだ~?」

 いつもみたいにからかい半分に挑発してみせる。

 いつもなら、ボクのおっぱいのこと想像しちゃって、すぐ目でボクのおっぱいを見ちゃうの。

 そしたら、すぐにボクのおっぱいでいやらしいこと考えて……



「……今日は、しない」

「え……?」

「今日は、なしだ」

「え………ぁ……んん……」

 ハンタークンは声を硬くしたままで、ボクの頬に片手を添えると、ボクにキスしてきた……

 優しい、恋人にするような……キス……だと思う。

 けどボクは……もう、悲しくて仕方がなかった。
 


 ……ああ、終わらせるつもりなんだ、って。

 今日で、決着をつけるつもりなんだ、って。



 真剣にボクと勝負を挑んでる。

 どっちかが死ぬまで終わらない勝負をしてる。


 どこかで思ってたんだ。

 ずっとこんなことが続くんじゃないかって。



 ボクは淫魔で、彼はハンターだけど。

 じゃれあってふざけあって、でも勝負はして……



 でもボクは彼を殺したいなんて思わないし。

 彼だって分かってくれてるって思ってた。



「……終わり、なんだね……?」

「ぁあ……?」

 ハンター君とじゃれあえる時間はもう、終わり。

 ボクは淫魔。

 彼はハンター。

 だから――

「……分かった。ボクも本気でやるよ」

「ぇ……ぉ、おい? ――っんんっ!!?」

 ボクは淫気を口の中に溜めると、彼と唇を重ねて流し込んであげた。



 ボクの必殺技なんだ。

 普通の人ならこの淫気だけで白いおしっこを撒き散らしちゃうの。



 あはっ……ハンター君ったら、すぐに目がうつろになって、すごくだらしない顔になってきちゃった……



 可愛いなぁ……



 もっと一緒にいたいなぁ……



 ――でも……



「ぉ、おい……な、何しや…がった……」

 はぁ……はぁ……と息を荒くさせて、ハンター君が聞いてきた。

 ボクはにっこりと笑って答えてあげた。

「エスティー・キッスっ♪ えへへーえっちな気分でムラムラしちゃって仕方ないでしょー?」



 ……彼には、最後の最後まで……暗い顔、見せたくないから。



「ほぉら……もうボクの体に触れているだけで……」

 ボクが少しお尻を色っぽく振って、足にこすりつけてあげただけで――

「あ…ああああああああああ……っ」

「もう、我慢できないでしょ……?」

 えへへっ、本当はみんなこうして、オナニーさせたり、幻覚を見せたりして倒すんだけど――

「……キミだけは、特別だよ?」



 ボクは抱き合う姿勢のまま、ハンター君のおちんちんを食べてあげることにした。人間さんが言う、対面座位って奴だね。

 えへへ、ボクこれが一番好きなんだ……ぎゅーっと抱きしめてあげると、とっても温かくて……気持ち良い気分になれるの。

 特にハンター君と一緒にいる時は、とっても……

「じゃ、食べちゃうね……キミのおちんちんっ♪」

 ボクは彼のおちんちんを、濡れ濡れになったオマンコの下にあてがった。

「すぐには入れさせてあげないよー?」



 こうして、亀の頭さんだけ挿れて――



「うっ、うがぁっ!!」

 あはっ♪ ほんのちょっとだけおちんちんいじめただけでとっても気持ち良さそう……



 ボク、彼がとっても気持ち良さそうによがってるのを見るのが、好き。



 気持ちよくなるより、相手をめろめろにするくらい気持ちよくさせるのが大好き……

 
 
 特に、大好きな人を。



「えへへ……挿れてもいないのにギブ・アップかな~?

 今からキミはもう二度とでなくなるくらい搾り取られるんだゾ?

 ぜ~ったい、許してあげないんだからっ♪」



 ハンター君を言葉でいじめてあげるのも大好き。

 えへへっ、彼ってこうしていじめて上げた方がおちんちん元気になるんだもん。



「ほ~ら、挿れちゃうゾ~?」

 余裕を装って、あてがったおちんちんをずぶずぶっと飲み込んで……

 あぅ……相変わらず、大きいっ!



 でもボクだって負けないもん!

 膣の壁さんをうにゅうにゅさせて、ハンター君のおちんちんをメロメロにさせちゃうんだからっ!

 で、でもちょっと感じちゃう……



「うっ、うああああああああああああっ!」

 えへっ、とっても気持ち良さそうーっ♪

 でもそうだよね、エスティー・キッスでいつもよりずーっとずーっと気持ちよくなってるんだもん。

 あ、おちんちんが膣の中でピクピクして……

 ああっ! ボクの膣の中に入ってくるよぉおっ!!



 どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ……!!!



 ああっ……

 あっついおたまじゃくしクンが、ボクの中でぴょんぴょんしてる……

 あう……すっごい元気だよぉ……っ♪



「え、えへへ……もう我慢できなくなっちゃった?

 ホントよわよわクンなんだからっ♪」

 言葉でいじめてあげるボク。




 でもね、ホントはとっても凄いんだよ、キミは……

 だってボクにずっと吸い取られてきたんだもん。

 ボクには普通の淫魔さんみたいに絶世の快楽の奴隷にしちゃうとかできないから。

 正気に戻っちゃえば、もう終わり。

 ボクに対しては負けた羞恥くらいしか残らない……



 だけど、キミはずっとボクとしてくれたよね……
 
 淫魔だけど嫌わないで、普通に接してくれたよね。




 あ、あぅぅ……き、気持ち良いよぉ……

 でももっといっぱい腰を振って、もっともっとせーえき出してもらうんだい……っ!

「あぅ…あぅんっ♪ あうぅ……えへへっ♪ もっと…もっと……搾り取っちゃうんだからっ♪ ……あぅンっ♪ ……キミのエロエロおちんちんからおちんぽ汁全部吸い取っちゃうもんっ♪」

 ぼ、ボクも気持ち良いけど……ハンタークンににっこり笑ってあげる。……あ、あぅ……えへへっ、淫魔なんだから余裕を持たないとね……で、でもやっぱり気持ち良い……っ♪

「だ…から出しちゃえっ♪ 出しちゃ…えっ♪」




 ボクは淫魔で、キミはハンター。

 一人は狩られて、もう一人は狩る方。



 でもお願い、この時だけは――

 この時だけは、キミのこと愛させて……



 人間の愛とは違うけど、食べてあげることでしか表現できないけど……

 だけど、お願い。この時はつながってるって信じさせて……


                     ✞ ✞ ✞


「あぁ、気持ち良いよぉ……気持ちよすぎるよぉ……!」
 
 あっ……ハンタークンも…ボクの体……強く抱きしめてくれる。

「一緒にいこぅ……俺と、一緒に……」


                     ✞ ✞ ✞


 一緒に――

 このままハンタークンを全部吸い尽くせば、ボクと一つになれる。

 ボクとずーっと、一緒にいれる……

 それは一つの幸せかもしれない。



 でもそれは――ハンタークンを殺すってこと。

 目の前にいる彼が、笑ったり怒ったりすることはないってこと――


                       ✞ ✞ ✞


「…あ…いい…よ……っ♪

 ボクと……ボクと一緒に――いってぇっ♪」



 どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ……!!!

 どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ……!!!

 どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅっ……!!!



 ボクたちは快楽の中で、ひとつになった……



 …………………………

 ……………………

 ………………

 …………

 ……



 結局、ボクはハンタークンを殺さなかった。
 
 嫌われても、避けられても、命狙われても、生きていれば、またくだらないこと言い合えたり、えっちできたりするから。



「あ、ああ……あぅあ……」

 ハンタークンは気持ち良さそうにボクのおっぱいの中でお昼寝中……

 えへへっ♪ 一流のハンターになるなんて言ってるけど、いつになるんだかねー? ふふっ……



「は……はっくちゅっ」

 ううっ……やっぱりココ、寒いな……
 ボクはともかく、ハンタークン風邪を引いちゃうよ……

 ううっ、結構重いんだけどなー……



「……しょうがないか……」

 ボクはハンタークンを家まで運ぶことにした。



 ボクはハンタークンを抱えて羽をパタパタさせて、何とか彼の家にたどり着いた。

 えっ、何で知ってるかって?

 前に何回か、遊びに行ったことあるんだよねーえへへっ。ま、ボクたちの関係なんてそんな感じだよ。

 いつも鍵を隠してる鉢植えの下から取って、小さな家の中に入る。玄関が狭いんだけど、奥のコタツがあって――

 ボクが魔法電気をつけて――扉をあけた時だった。 



「ほぇ……?」

 そこには、いつもと違う光景が広がっていた。



 男の一人暮らしだから仕方ないんだろうケド、いつも汚くて、まるまったティッシュとかいっぱいあるんだけど――

 今日は、妙に綺麗に片付いてて、それで――

「……ケーキ?」

 テーブルの上には魔法冷蔵結界で保護されたケーキが置いてあった。

 ボク食べたことなくって、いつもケーキ屋さんの前を通ると、いつもいいなぁと思ってた……大きな、多分バースディケーキ……

「めりー……くりすます? ディア……」

 そこに書いてあったのは――

 ボクの、名前だった……



 ひょっとして、これを用意してくれたのって……

「うう~っ……頭がガンガンしやがる」

 背中でハンタークンが起きてきた。彼はほとんど床に崩れ落ちるみたいにその場に座り込んできた。

「……お前なぁ……あんなの卑怯だろうが。いつもああいうのはしなかっただろ……お陰で計画台無しじゃねえか」

「計画?」

「そう。俺がお前を圧倒して気絶させたうちにここまで運んで、こっそり驚かせてやろうと思ったのに……格好悪りぃ」

 ……えっ?



「……じゃ、じゃあ、今日ボクに真剣に勝負したてきたのって……」

 ハンタークンは顔を真っ赤にさせて。

「あーあーそうだよ。お前を驚かすためだよ。あんなクソ寒い教会で過ごすなんて、バカかってーの」

 頭をカキカキしながら。

「……当てないんだろ。いろよ」

「……えっ?」

「………だからぁ、ここにいろよ。当てないんだろ」

「……」

 ぶっきらぼうに、そう言った。

 ボクはほとんど一定の場所に留まったことがない。

 だって、ボクの正体を知ったら、みんないなくなるか、追い出されちゃうから。

 どんなに仲良くしたくたって、いつも一人だったから……



 ハンタークンと出会って2年だけど。

 彼の家の近所に住みだしたのはここ2週間くらい……

 そう言えば、前に遊びに来たとき、そんな話題になった気がする。



「い、言っとくがな!

 襲い掛かってきたら問答無用で消滅させるから――って……っ!?」

 ハンタークンが突然うろたえ始める。

 「お、お前なに涙目になってるんだよっ!?」

  え――?

  ボクも目の前が潤んでいることに気付いた。


  泣いてる……ボク。

  今までいろんなことで泣いてきた。

  悔しい時。悲しい時。辛い時。

  けれど今はどれとも違う――



「お、おい。な、泣くなよ――っ!?」

 ――う、うっさい!

 今更、恥ずかしくなってきちゃった! 



 てゆーかっ! もうキミのせいだっ!

 キミのせいで涙止まらないじゃないっ!

 でも、でも、あうぅぅ……な、何て言って良いか分からないよぉっ!!



「は、は、ハンターくぅぅぅぅんっ!」

「おうわっ!?」



 ボクはおもいっきりハンタークンに抱きついていた。


 おっぱいを彼の顔にぎゅうぎゅう押し付けて!
 
 それでもそれでもいっぱいいっぱい抱きついて!!

 絶対離してあげない! あげるもんか!



「キ、キミなんてずーっとずーっと、ボクの奴隷クンなんだからっ♪

 ずーっとずーっとず―――――っとボクのものなんだからっ♪」



 絶対離さない!

 ぜーーーーーーーったい、諦めない!



「だからずーっとずーっとずーっと……

 ボクだけのものだからねっ♪

 絶対、絶対、絶-っ対♪ 約束だよっ♪

「ぷぷるしいっ! ぷるひい……ガクッ」

「えへへ……っ♪」

 ボクははじめて嬉しいことでも涙が出ることが分かった。

                     ✞ ✞ ✞

 かみさま……

 ボクはあなたの嫌いな悪魔です。ちょっとえっちで、にんげんさんの精液とか奪っちゃいます……きっと救われちゃいけない存在だと思います。

 でも――

 でも――今だけ。

 今、ハンタークンといる時だけは、許してもらえませんか?





 聖夜の夜。
 生きとし生けるものが祝福されるという時――



 無邪気なる淫魔にも、祝福あれ。





-THE END-

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