ボクっ娘淫魔の巣窟 相対正義ドーテイダー

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相対正義ドーテイダー

「お、おしぼりを……頼む」

「はぁ~い♥ 分かりました、ご主人様♥」

 俺の答えに、ボクっ娘メイドは甘い声を出しながら、おしぼりを再開し始めた。

「えへへっ♥ ボクの゛おしぼり゛でドピュドピュしちゃいたいんだねッ♥ じゃあ、今ラクにしてあげるっ♥」

「あうっ……!!」

 可愛らしくいやらしい言葉で俺の心を攻めながら、ボクっ娘メイドは、細くしなやかな手で俺の男根をゆっくり搾り上げる。

 しかも時々手を離して、わざとらしくゆっくりと一本一本指を絡めて握りなおす。その動作もいやらしくて、強烈な快楽を感じてしまう。

 いいのだろうか、本当に。

 俺の中で自問自答する声が聞こえる。本当に彼女の言うことは信用できるのか。姿かたちはアイツにそっくりでも、これはスプレッターなんだぞ。俺を早くイカす為の罠じゃないのか……?

 だが……

「ああっ……!!」

 じれったくも、やめられない快感に捕らわれて、俺はもう限界だった。彼女のおしぼりで一回抜かれでもしないと、戦える気がしない。

 ボクっ娘メイドはキスをしてきた。恋人にするような優しいキスを……

「ねえ、気持ちいい? ご主人様ぁ……ボクのおしぼり気持ち良い? ボクにシコシコされて、とっても気持ち良いの……?」

 いつも元気なボクっ娘が、しっとりとした声で問いかけてくる。少しこみ上げてくるものがあって、俺はぞくっとした。

 彼女はそっと、耳元に唇を近づけてきて――

「さぁ……いっぱい出して、ご主人様ッ♥ 遠慮なんてしなくていいんだよ……これはサービスなんだから♥」

 ああ……

 やばい……

すごく彼女が愛しくなって来た。彼女のぬくもりとか、香りが俺の心を締め付けてくる……

しかも耳元ではボクっ娘が……

「えへへっ♥ ボクはご主人様に喜んでもらえるのが一番嬉しいんだから……ボクにできることなら、何でもしてあげるよ……ねっ、我慢しないで♥」

 ボクっ娘メイドの甘いささやきをうけながら、俺の男根は限界を迎えようとしていた。

 罠かもしれない、とか。

 目の前の娘が人間ではなくスプレッターだとか。

 もう、どうでもよくなってきた……

 ただ彼女のぬくもりと香りに包まれたまま、男根を包み込む冷たくもやわらかい快楽にずっと晒されていたいと思ってしまう……

 その時、ボクっ娘メイドは俺の耳元から顔前に顔を戻した。頬を赤らめて、大きな瞳をうるませながら……

「それとも……ボクじゃ、イヤ……?」

「!!」

 恥ずかしそうに、悲しそうに、うつむいて言うボクっ娘メイドのしぐさに俺は魅了され――

 どぴゅっ! どぴゅどぴゅどぴゅっ~!!

 俺は、男根から精液を放ってしまっていた……

◆ ◆ ◆



 ふっと意識が覚醒するのが分かった。夢から覚めたようなそんな感覚だ。

 俺は冷たい路地の上に仰向けに倒れ、目の前には夜空が見えた。

 ……戻ってきた?

“萌え萌え時空”は通常、勝負がつかない限り出られない。つまり、勝敗が決まったということだ。

 ……俺は、負けたのか。

 やっぱりボクっ娘の言っていたことは全部嘘で、罠だったのか。

 怒りは、なかった。

 ただ少し悲しかった。

 アイツは、人を陥れるような嘘を付くような娘じゃなかった。だから、アイツの姿をしているスプレッターも、そうだろうと信じたかった。

 だが結局騙されたのだ。

 やっぱりアイツはもう完全に消滅したんだ。俺はぼんやりと空を見ていた。

星も見えない真っ暗な空に――

「や、やっほ~」

 ボクっ娘メイドの顔が現れた。彼女は俺の体に覆いかぶさるようにして、俺の顔を覗き込んでいる。

 ただ、顔には困惑と申し訳なさそうな表情が浮かんでいた。

「え、えっと……」

「……」

 やましいことがありますといった感じで目を伏せるボクっ娘メイド――どうやら、彼女自身も想定外だったらしい、恥ずかしさと罪悪感が傍目からも良く分かる。

 騙された……ワケじゃないのか?

 俺がそんなことを思っていると、

「……あっ。あははっ♥ ま、まんまと罠にハマったねッ。そ、それで……その……ごめんなさい……」

 最初は虚勢を張りつつも、最後にはしおらしく謝ってくる。やはり、予想外の事態なのだろうか。

「……おしぼりは、サービスだったんじゃないのか?」

「え、え~っと……多分なんだけど。その、言ったよね? “勝負開始”って言った後に射精したらダメだって」

 確かに言った。

“勝負開始”と宣言されるまではカウントされないと確かに言ったはずだ。

 ……

 …………あっ。

 ひょっとして……

「お前が説明する時に言った”勝負開始”がカウントされちゃった……とか?」

「あうぅ……ご、ごめんなさいぃ……」

 顔を赤らめてもじもじするボクっ娘メイド――嘘を言っているようには見えない。

 怒りはなかった。

 騙されていたという悲しみも消えた。

 ただ、それ以上にこみ上げてくる感情があった。もう、我慢できないくらいに。

 俺は、想いのままにボクっ娘メイドを抱きしめていた。暖かくて、いい匂いがする……

 もうずっとこうしていたいような気持ちだ……

「え、えっと? その……」

 ボクっ娘メイドは最初困惑していたようだったが、次第に状況が分かってきたのだろうか。俺の体を抱き返してきてくれた。

 人間でも、スプレッターでも、本物でも、偽者でも、どうでもいい。俺はただ彼女を――

 ボクっ娘メイドたんを抱きしめていたい。

「……ちょっと、心苦しいけど。えへへッ♥ 完全にボクのトリコになっちゃったみたいだねッ♥ 仕方ないねッ、このオワビはエッチで返したげるッ♥」

 ボクっ娘メイドたんは、俺の唇にキスすると、まず俺の顔をその豊満なおっぱいで包み込んでくれた……

 やわらかい感触と甘い甘い匂いの中で、俺の意識は深い幸福感の中に消えていった……
 


「……これで良かったのかなぁ……? ま、いっか♥」




-GAME OVER-

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