ボクっ娘淫魔の巣窟 相対正義ドーテイダー

FC2ブログ

相対正義ドーテイダー

「……ッ!!」

 俺は誘惑に負けそうになるのを懸命に堪えて、ボクっ娘メイドのひらひらスカートの中に手を伸ばした。

「……ひゃんっ!!」

 下着の下に手を入れて、しっとりとした彼女の秘部に触れる。偽者とは思えないひだひだの感触――以前未遂で終わった彼女との一夜と同じように、いやらしく濡れた茂みがそこにあった。

「あっ……や、やめてよぉ……あっ、ああっ♥」

 俺は指でボクっ娘メイドの茂みを弄り続けた。

《戦闘員》という最下級のスプレッターである彼女には、特殊能力は一切ない。しかも俺を倒す為の刺客として存在する彼女に、組織は強化改造するつもりがないらしい。

 組織はただ彼女のコスチュームやシチュエーションだけを変えて送ってくる為、俺には彼女の必殺技や弱点は良く知っている。

 大きくて柔らかいおっぱいや、若くて瑞々しいふとももは脅威であるが、一番の弱点は、全く経験のない処女ということである。俺は指の動きを速めていった。指三本で彼女のひだひだに指を差し入れしていく。

「あっ……ほ、ホントに…や、やめてぇ……ボ、ボクのおっぱいなら、いっぱいイジめてもいいからぁ……そ、そこだけは……ああっ!! も、もうやめてぇ……!!」

 油断するわけにはいかない!!

 俺は指ピストンの速さを更に更に上げていく。色っぽい声や押し付けられるおっぱいの誘惑に負けそうになりながらも、俺は攻撃をやめなかった。

 そして――

「あっ! ああっ!! あああああッ!!!!!♥」

 俺の指ピストンの威力で、ボクっ娘メイドは絶頂を迎えた……


 意識が覚醒するのが分かった。

 俺は、先ほどまでいた裏路地に座り込み、目の前に倒れているボクっ娘メイドのスカートの中に手を入れたまま、現実世界に帰ってきたのだ。

 姿も裸から強化スーツに戻っている。だがどちらにしても、今のこの様子を見られたら、変態扱いされてしまうだろう。ボクっ娘メイドは気絶しているみたいだし、俺はこのまま立ち去ろうと思った。

 手を抜いて、強化スーツを解除すると、俺はもとの格好に戻った。そして、そのままこの場から去ろうと立ち上がり、歩き出そうとする。だが――

「――行っちゃうの?」

 背後からボクっ娘メイドの声が聞こえてきた。指ピストンのダメージは残っているのか、声が低く元気がない。今日はもう戦えないだろう。

「……ああ。スプレッター10体は倒した。他にスプレッターの反応はない」

 以前にもボクっ娘に“ないと・めあ”計画について尋ねたことはあったが、本当に何も知らないようだった。計画のことはもっと上位のモノに聞くしかないだろう。

「そうじゃなくてさ」

 俺が振り返ると、ボクっ娘メイドは半身だけを起こして、スカートを整えた。ちょこんと座っている姿が妙に可愛らしくてつい萌えそうになるのを、視線をそらしてごまかした。

 ボクっ娘メイドの尋ねる声がする。

「とどめは刺さないの? ボクの」

 俺は背を向けたまま黙っていた。

 ボクっ娘メイドもスプレッターだ。バイブレードやバイブガンを使えば、消滅させることはできるだろう。

 消滅させられる。

 俺の恋人の姿をした、憎い敵を。

 だが――

「……気が向かない」

「そう? ふふっ♥」

 ボクっ娘メイドの嬉しそうな声が聞こえてきた。

「前もそう言って見逃してくれたよね? そんなに、ボクのことが大切?」

「……」

「本当はさ、望んでるんじゃない? ボクにどぴゅどぴゅしてもらって、こっち側に来るのを。ボクに負けて、ずーっとボクとエッチしたいって思ってるんじゃない?昔みたいに♥」

「……違う」

「そっかな? ……でも、ボクを倒さないって、そういうことなんじゃない? ボクは絶っ対諦めないよ? キミをトリコにするまで絶~っ対♥ それでもいいの?」

「……」

 俺は何も言えなかった。

 事実、彼女を見逃すというのは、そういう可能性を否定しないということになる。いつか、負ける日が来る可能性を否定し切れていない、ということなのだ。

 だがそれでも――俺は、彼女を消滅させる気にはなれなかった。

もしまた彼女と戦う時が来るのなら、

「……その時は、また倒してやるだけだ」

「へへっ♥ 楽しみにしてるよ♥ ……あ。そう言えば、知ってる? ボクたちがキミのことを何て呼んでるか」

「……? いや」

 俺がそう答えると、ボクっ娘メイドはくすくすと笑って言った。

「キミの強化スーツ姿って、特撮ヒーローみたいでしょ? で、キミは童貞クンだから、二つ合わせてこう呼んでるんだよ……」

 ボクっ娘は本当におかしそうに言った。

「《ドーテイダー》って」

「…………」

 その時の俺には、ただため息を吐くしかなかった。




-To be continued-

現代もの 相対正義ドーテイダーCOMMENT(0)

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する