ボクっ娘淫魔の巣窟 甘い罠にご用心♪

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甘い罠にご用心♪

 突然の話だが……

 とてつもなく有名な特撮ヒーローの物語で『禁じられた言葉』という話があるのをご存知だろうか。

 凶悪な怪獣や宇宙人から地球を守る光の巨人と人間の防衛組織の話なのだが……この話に出てくる敵の宇宙人は、ただ力押しに地球を征服しようとはしない。

 まるで長ナスを思わせるような全貌に、凶悪そうに尖がった目、どう好意的に見ても善の使者には見えず、どう見ても悪の使者である。名前にしても超有名な古典戯曲に登場する悪魔の名前から取られており、100%悪だと分かる。

 彼は「人間の心に勝つこと」を目的とし、一人の少年に地球を譲るように言えと誘惑する。

 地球人が一人でも「地球を別の存在にあけ渡してもいい」と考えているのであれば、自分が支配してもいいはずだ。

 彼はそれにつけ込み、独自の価値観のもとに地球侵略を企てた。だが簡単に心折れると思っていた少年は決して地球は渡さないと言い切り、宇宙人の誘惑に打ち勝つ。

 そして地球人の心に負けた彼は「自分は必ず戻ってくる」と言い残して、ヒーローと決着をつけずに去っていく……



 ……現役で放送されていたのは40年も前だが、俺も小学生の時くらいに、夏休みの再放送で見ていた。

 当時はヒーローとろくに戦いもしないそれを大したこともない相手だと考えていたが……

 ……今の俺には――スプレッターと戦うハメになった強化スーツ資格者には――とても他人事とは思えないほど最悪な相手だと思う。

 どーみても、100%敵だと思える容姿なら良い。発せられる声だって男のものだし、そんな怪しげな敵なら誰だって警戒する。そんなもんに「地球あげます」なんて言ったら、地球がどうなるか分かったもんじゃない。

 少年にしても、それが誘惑に勝てた一つの勝因だったと思う。

 だがもし――

 誘惑する宇宙人が、可愛らしい女の子だったら?

 しかも気心知れた幼馴染の容姿や性格をコピーし、気を許した状況の中で、冗談っぽく「地球ちょーだいっ♥」と言われたら?

 しかも同居していて、毎日手料理とかを振舞ってくれていたら……しかもHが大好きで、しょっちゅう誘惑してくるとしたら……



 あなたは、誘惑に勝てる自信があるだろうか。



 そして、そんな状況に置かれている俺を、傍から見ている人はどう思うのだろうか……



 ……考えて見て欲しい。

 週末のファミレスの仕事で、しかも今日に限って倉庫整理という最も過酷な労働場所で長時間働かされ、終わった頃には手も足もガクガクだ。

 筋肉は悲鳴をあげ、足はフラフラし、頭はボーッとする。しかも腹が減りすぎて辛いし、眠いし……

 いつもだったらまだ問題ない。

 帰るのが辛いとは言え、何とか歩いていける距離だ。地下鉄を使えばもっと早いだろうが、明日は休みだし、ゴロゴロする前の最期の労働だと思えば良かった。

 帰っても誰もいないから、そのまま布団になだれ込んで明日までグッスリ眠れば良い。空腹状態だと寝るまでが辛いのだが、乗り切れば明日の朝食で事足りる。

 明かりもなく暖房も掛かっていない。孤独で冷たい安全圏――それが、かつての俺の帰る場所だった。

 だが今は……



 アパートの階段を上がると、肉の焼ける美味しそうな匂いがする。しかも発生源は明かりのついた俺の部屋――

 「ただいま」

 と、ゆっくりと扉を開けると――

 「――おっかえり~♥」

 明るく弾む女の子がして、たたたたたっと小走りでやってくる足音がした。

 「えへへっ♥ お疲れ様~っ♥ 今日も大変だったね♥」

 よく知る童顔の美少女が台所から顔を出す。

 寒空の下から帰ってきた俺を出迎えたのは、暖かい部屋と美味しそうな匂い。そして白いエプロンをつけ、おたま片手に満面の笑顔を浮べる女の子……のようなものだった。

 だが。

 「……」

 俺はあんぐりと口を開けてしまった。

 ボーイッシュな女の子のエプロン姿――聞くとミス・マッチな感じがするかもしれないが、目で見れば中々イイ感じだと思う。

 ただそれは服の上からエプロンをつけた場合だ……

 「お、お前。その格好……ッ」

 「ん? あ。えへへ~っ♥」

 目の前にいるスプレッター「ボクっ娘」は、イタズラっぽい笑顔を浮べている。

 彼女は、エプロンしか着けていなかった。

 つまり、エプロンを除けば全くの全裸の――「裸エプロン」状態だったんだ!!
 


 

 「こういう格好が萌えるかな~と思ってさっ♥ てへへっ、結構クるでしょ~♥」

 「ば、ばか……恥を知れ恥をッ」

 顔がものすごく熱くなるのを感じる。多分傍目から見ると真っ赤になっているのだろう。

 クスクスと笑っていたボクっ娘裸エプロンは、更にイタズラを思い浮かんだかのように笑って――

 「ねっ、あ・な・た♥ お風呂にする? ご飯にする? それとも……」

 顔を赤らめてもじもじとし――

 「ボ・ク・の・か・ら・だ?」

 「ぶーっ!!!!! げほげほっ」

 「あははっ♥ 顔真っ赤になってる。エッチ~♥」

 明るい声でそう言った。

 今の俺の部屋の現状――暖かくて優しい危険区域。

 そして、目の前にいるこの少女こそ――俺が天敵とする、凶悪な侵略者なのだ。

 見た目は小柄な女の子だが――見ればどんな男でも見惚れてしまう大きなFカップおっぱい、生唾を飲みたくなるくらいに色っぽい太ももとお尻、それでいてハッキリとした腰のくびれはヘタなグラビアアイドルでさえ裸足で逃げ出すだろう。

 しかもその扇情的な肉体を隠しているのは、純白の小さなエプロンだけだから、ボクっ娘の大きなおっぱいを覆い切ることができず、乳首が見えそで見えない――って、ダメだッ!! 何惑わされてるんだ俺はッ!!

 コイツは俺の恋人の姿をコピーした偽者なんだぞ!!

 「――ふふっ。ど~したの? そんなにこの格好が刺激的かな~♥」

 ボクっ娘裸エプロンは、クスクスと小悪魔のような笑顔を浮べて顔を覗き込んでくる。

 美味しそうな肉の匂いの他に、ボクっ娘の甘い柑橘系の香りが……ってダメだってばッ!!

 ボクっ娘のコスチューム一つで、完全に惑わされている。

 このままじゃいけないッ!!


 Ⅰ.誘惑なんて一切拒否!! そのまま寝る!!

 Ⅱ.とりあえずスタミナだッ!! メシを食うぞッ!!

 Ⅲ.とりあえずリフレッシュだッ!! 風呂に逃げるッ!!


現代もの 相対正義ドーテイダーCOMMENT(0)

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